山陽の城めぐり 山口(1) 萩城下町をレンタサイクルで走る!

山口に初上陸!
2014年5月15日~18日まで山陽の城めぐりの旅をしてきました。
旅のスタートは山口県の萩。

東京からJALで1時間30分。空港から新山口駅までバスで40分。
駅のコインロッカーに荷物を置いて、新山口駅からバスでさらに1時間30分。
4時間弱をかけて萩に到着!!!

山口旅行の目的は、2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となる長州 萩の町を先どりすること!
あちこち周るためにまずは東萩駅のそばのレンタサイクル屋さんへ。
萩の町の観光スポットは自転車で周れるくらいの広さのところに集まっているのでレンタサイクルが便利なのです。

レンタサイクル屋さんのまわりはひっそりしていて、本当に営業しているの!?と不安になるほど。
大河ドラマが始まったら活気づくのかなぁ。平日に訪れたからか、人の気配がしない。
お店の人もいないし・・・と、困惑しているところに、同じ敷地内でお店をしている方なのかしら?
叔母さんが近寄ってきてくれて、声掛けしてくれました。
レンタサイクルのお店の人を待っているけれど、姿が見えないと伝えると「せっかく萩にまで来たんだから、お店の人を待っていたら観光できなくなっちゃう。店の人には言っておくから、自転車借りて行きな。」と粋な計らい。

ということで、自転車を借りてGo!

萩の旅
遠くに指月山

東萩駅から橋を渡って城下町を目指す。おぉ。前方に見えるのは指月山!?
あの山頂とふもとに萩城があるのね。

町の中にぽこっと現れる山は古い昔の萩城の様子を描いた絵に出てくる山、そのもの!

萩の旅
城下町に到着

自転車で20分で呉服町周辺に到着~。
萩は「古地図で歩ける町」というほど、江戸時代の区画割りがそのまま残っている町。
日本全国に「城下町」の跡は残っているけれど、道割だけは残っていてもまったく当時の面影のないビルや建物がたっていたり、庄屋の家、武士の家が当時とは違う一角にまとめられていたりと、整備されていたとしてもなんとなく違う感じがする。

萩は「現在も生きている城下町」だということが今回の旅でよくわかりました。

萩の旅
萩城城下町 絵図

こんなに狭い一角に木戸孝允の旧宅や高杉晋作の誕生地があったなんて!

江戸時代の町整備は城を囲むように身分が高い武士から屋敷を構え、そのまわりに職業ごとの町人町が配置されました。
萩城の外堀に近いこの一角は、町人とはいえ、それなりの身分の人達が住んでいたのでしょう。

城下町を散策するにあたり、よく考えられているなぁと思うのが、レンタサイクルの駐輪場やトイレがあちこちに設けられているということ。

萩の旅
駐輪場だと思ったら高杉晋作の像が。

立派な高杉晋作の像にででーんと出迎えられました

駐輪場かな?と思うと、かつては有名人のおうち跡があったりと、細かいところをよく見ると、なお面白い♪
ところどころ、写真左下のような解説版がありました。

まずは、おなかがすいたのでランチをしに行くことに。

萩の旅
珈琲 蔵

城下町を抜けた先の萩城の外堀近くにある喫茶店。
「珈琲 蔵」の名前の通り、蔵の外観です。
お店の中のインテリアはウッディな感じで、小さいけれどおしゃれな雰囲気のお店。

萩の旅
ランチの手作りパンとサラダのセット

萩焼のお皿や器で出される料理は洋食なのに和な感じ♪
お店は地元のお客さんでいっぱい。人気店なんだな。

パンはそれぞれ食感が異なり、サクッとしたものからもちもちっとしたものも。
特に写真の丸いパンが不思議。中に昆布の佃煮のようなものが入っていて、これがまたパンに合う!
何が入っているかをマスターに聞いてみたのですが、キクラゲはわかったんだけど、びっくりするものがもうひとつ入っていました。
そっちは秘密。ぜひお店でご賞味あれ!
萩博物館からも近いので、博物館に行った後に立ち寄るのもおススメです。

●珈琲 蔵
住所: 山口県萩市南片河町56 
Tel: 0838-21-1007 
営業時間: 11:00~18:00   火・水曜日休日(祝日の場合は営業)

おなかがいっぱいになったら駐輪場に自転車を泊め、城下町散策へ。

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城下町の雰囲気が残るたたずまい

城下町の雰囲気っていいなぁ。

お散歩していると高杉晋作旧宅が。

萩の旅
高杉晋作旧宅

幕末に長州藩の尊王攘夷の志士として活躍した高杉晋作の誕生地。
若くして亡くなったものの、身分を問わず、やる気のある者をポテンシャル採用して奇兵隊を創設し、長州藩の討幕運動を先導したともいえます。

玄関を入るとちょっと長い通路の先に入口が。
建物の中に入ることはできないけれど、周りから中の様子をうかがうことができるのです。

萩の旅
高杉晋作 旧宅

旧宅にあった資料によると

この旧宅は、家禄二百石を受けていた父 高杉小忠太宅で、藩政時代は約500坪の広さがありましたが、現在の敷地はその南半分で、現存する当時の建物としては座敷(六畳床間付)、次の間(六畳)、居間二(六畳、四畳半)小室二(三畳)のほかに玄関、台所が残っています。
土蔵納屋もありましたが、現存しておりません。
庭園に鎮守、裏庭には井戸がそのまま残っております。

だそうな。

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高杉晋作旧宅 座敷と次の間

奥の部屋に床の間があるので、奥が「座敷」かな。

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高杉晋作旧宅 次の間と居間二

おそらく、手前が「座敷」に続いている「次の間」。奥が「居間二」かな。

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初湯の井戸

井戸も発見。「初湯の井戸」と書いてあったけれど、「産湯の井戸」とはどう違うんだろう?

水を確保するということは当時は大変なことだっただろうから、家に専用の井戸がついているというのは「それなりのお家」というステータスだったんじゃないかな。
高杉家は長州藩士の中でも中堅ぐらいだったのかなぁ。
南半分だけだったとしても、けっこう広いよ。この後に訪ねた木戸孝允邸よりも「武士」っぽい家の造りだと感じました。
全部が現存していたならなぁ。

●高杉晋作 旧宅
住所: 山口県萩市南古萩町23 
Tel: 0838-21-1007 
営業時間: 9:00~17:00   不定休(要連絡) 
入場料金: 大人100円  中高生50円

<城下町散策 菊屋家住宅編につづく>

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