山陽の城めぐり 岡山(1) 備中松山城の天守までは遠い・・・。

3泊4日の山陽の城めぐりの旅。
山口県、広島県をめぐって岡山県に到着。
3日目は今回の旅の目的のひとつである備中松山城に向かいます。

備中松山城へ
伯備線で備中高梁駅へ

広島県の福山城から備中松山城のある備中高梁駅を目指す。
JR山陽本線 和気行き乗って約40分。
倉敷で乗り換えて備中高梁行きに乗り、約45分。

備中松山城へ
伯備線の電車

伯備線の電車がレトロで素敵。
どんどん山の中に入って行く。
備中高梁駅に到着し、駅を出て左側にあるコインロッカーに荷物を預ける。
備中高梁駅からは事前に予約しておいたタクシーで8合目の「ふいご峠」へ向かいます。
※備中高梁駅からタクシーは出ているけれど、事前に乗合タクシーを予約しておけば、片道420円で行くことができます。
乗合タクシーを予約していったほうが断然おトク!

 

備中松山城
広い!でかい!備中松山城

備中松山城は標高480メートルの臥牛山の山頂にある城。
北から大松山、天神の丸、小松山、前山の4つの峰から成り立っていて、鎌倉時代に大松山に築かれた山城から始まりました。
そこは放棄されて、江戸時代に小松山を中心に小堀遠州が整備し、その後水谷(みずのや)氏が近世城郭に大改修しました。
現在の「備中松山城」と呼ばれるのは小松山の山頂にある城を指します

国の重要文化財である天守がある山城で、江戸時代以前からの天守が残る貴重な城で、現存の天守が残るのは備中松山城を含めて12の城しかありません。
日本城郭研究会が認定した「日本100名城」のうちのひとつで、「日本三大山城」というタイトルも持ち、名城であること間違いない!

備中松山城
高梁地区案内図

備中松山城付近は城下町の名残がまだあって、建物やお寺が素敵なんです。
特にすごいのが田んぼ。
「棚田」はよくある光景だけど、備中松山城付近の水田は、一瞬「何かの遺構!?」と思うようなすごい段々の石垣にあるのです。
タクシーの中から写真は撮れなかったんだけど、これはぜひ、実際に見ていただきたい!

備中松山城
ふいご峠から出発!

タクシーで8合目にある「ふいご峠」に到着。
ここから20分のハイキングコースです。
・・・ハイキングコースレベルではなかった・・・登山レベルだった・・・。

途中に「天守まで100m」という表示がこまめにあったり、

 登城心得
 あわてずゆっくり歩むべし
 城主

と、城主も励ましてくれます!

とにかく登らねば天守にはたどり着けぬ!

そしてこんな急な坂道&石段の道とか・・・。

備中松山城
ものすごい勾配の道

これ、カメラを傾けているわけではありませぬ!
本当にこんな角度の道を登って行くのです!
登坂口で杖を借りておけばよかった・・・。
初めて後悔しました。
これから行く方は、マイ杖を持っていくか、ふいご峠から登坂口に入るところで杖は借りて行くことをおススメします。
杖って登りの時以上に下りのほうが助けになるのですよ。
自分の体重を預けながら足をまっすぐ下ろしながら歩くのが鉄則なのです。

icon_cameraここが写真スポット!

備中松山城
それでも景色はすごい!

ふいご峠から10分。中腹まであがってきました。
タクシーからふいご峠までもずいぶん山道を登ってきたけど、そこから10分あがってきた場所から眺める景色はすごい!

備中松山城
中太鼓丸櫓跡

中太鼓丸櫓跡に到着~。
石垣がとっても素敵♪

手前にある前山に存在していた下太鼓丸と大手門の間にある曲輪で、櫓が建っていたことが記録や絵図にも残っているそうな。
城主が住んでいた麓の御根小屋と天守とを太鼓の音で中継するという通信拠点だったといいます。

備中松山城
青空と石垣と飛行機雲

中太鼓丸櫓跡の石垣。青空がきれいだったのです。

備中松山城
中太鼓丸櫓跡

右側の通路を通って登ってきたよ。中太鼓丸櫓跡。
上に登ると通ってくる人間がよくわかります。

備中松山城
中太鼓丸櫓跡

石垣の上に立ってみた。眼下の町が見えるぞ!

ここらへんがふいご峠から天守までの中間地点。
天守まであと400m!

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備中松山城
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