島原へのドライブ旅(2) 島原武家屋敷で江戸時代の気分になってみる。

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島原 武家屋敷
島原武家屋敷へ

島原城から歩いて約10分。
かつて下級武士の屋敷が並んでいたところです。
中央に水路が走る道の両側を石垣が続いていています。
3軒(鳥田邸・篠塚邸・山本邸)が江戸時代の状態のまま一般公開されています。
3軒以外は普通のお宅なので、中には入っていかないように!

こういうところに住んでみたいと思わせるような、素敵な通りです。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷の小川

武家屋敷と道をへだてているこの石垣は整備されたものらしいのだけど、当時の様子はどうったんでしょうねぇ?
中央を流れる水路の水はとても澄んでいて、東京ではあまり見かけなくなった花が咲いていました。
湧き水だそうで、当時の人の生活用水だったそうな。 のどかだ~。
このあたりは鉄砲を主力とする部隊の住居だったので、鉄砲町ともよばれているそうな。
「鉄砲町」っていう地名は城下町ではよくみかけますね。
よく、時代劇や紀行モノのサスペンスドラマのロケ地になっています。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

3軒公開されているうちの1軒、「鳥田邸」
無料公開されているのでさっそく中にお邪魔することに。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

鳥田邸は古い家柄だったそうです。
各屋敷は区画整理のようにきちんと整備された土地に建っていて、 一戸あたりの敷地は三畝(約90坪)。
写真は御台所でございます~。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

御台所に飾ってあった食器類などなど。
御膳の上にご飯やお汁を置いて食事をするなんて、よくよく考えれば 畳文化ならではなんでしょうね。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

武家屋敷の中は人形がでーんと構えていて、当時の生活の様子がわかります。
屋敷内は薄暗いので、初めて見ると人形にびっくりするかも。 向かって右側奥が部屋の入り口から遠いところ、いわゆる「上座」で、そうすると右側の男性は主人といったところでしょうか。
中級、下級武士とはいえ、一膳ずつご飯を用意し、居間で 全員揃って食事をするって今の生活からは新鮮。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

当時のお食事の様子。御膳を撮ってみた。
うむ。やはり「一汁三菜」なのね。
これってこの時代には確立していたのでしょうか?
どういうものを食べていたのか、実際に見せていただきたい。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

中級/下級武士の屋敷とはいうものの、風呂&トイレ付で間取りは3DKぐらい。
お庭もあるし、1家3~4人が暮らすとなればちょうどよい?
あ、当時はもっと家族がいたか。大家族だと狭く感じるのかな?
畳敷きで床の間があって障子があって、こういう家っていいですね。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

西陽が差し込む様子が味わい深かったので撮ってみた一枚。
右側のドア(ドアじゃないよな?なんて言うのだ?縁側か?)から足を投げ出して、夏はスイカを食べたい。

 

島原 武家屋敷
武家屋敷 鳥田邸

鳥田邸の風呂場。 建築物って見るの好きなんですよ。
日本でも海外でも、旅行に行くと必ずその土地の住居跡を見るようにしてます。
当時の人達の生活の様子を想像するのが楽しい歴史ヲタでございます~。

武家屋敷編 続く

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